ノワール物語(1)

我が家近辺の猫たち残酷物語、及び、いじめられっこ野良だった「ノワール」のお話

(2000年9月記)

写真をふんだんに載せました↓

長〜い前置きの後、私が野良猫「ノワール」に出会うまで 


団地内公園より3号棟を望む


通称「猫階段」の上部


猫階段の下は道路
この辺りに沢山ノラネコがいた



一方、そこからほど近い☆☆学院構内の
猫たちは
丸々太って幸せそう


ポパイ、アレックス、キーちゃん

 
スミオ
我が家は横浜南部に位置する、総戸数501の、地域内に公園と小学校を擁する
大規模民間団地内にある。
18年前、山や畑を切り開いて造成されただけに田舎の雰囲気もタップリ。

入居申し込み当時は、地名に「字」なんぞが付いていて、
「オーッ!イナカ、イナカ」と喜んだことを、昨日のことのように思い出す。

残念なことに、入居時には「字」は取れていた。然し、今でも、ウチに来る道を
「稲荷森バス停で降りて、いたち川に沿って・・・」などと説明すると相手は
「一体、どんなイナカなんじゃ!」と呆れる。


すぐ近くに☆☆学院という私立中、高部があり、職員宿舎もあって、世話をする人が
いるらしく構内のノラ猫たちは太っていて警戒心がない。
翻って、我が団地内にも通称「ネコ階段」というのがあり、そこに多数のノラネコが
たむろしていた。
毎日こっそり餌をあげに来る人あり、それをとがめだてする人あり、と、密かなバトルが
繰り広げられていたらしい。(我が家は離れた棟なのでそこは滅多に通らない)

少し離れた住宅地に住む、猫ボランティアのKさんなる婦人が娘さん一家を
この団地に訪ねるうち、「階段ネコたち」のことを知り、持ち前の「愛護心」がムクムクと
湧くのを抑えきれず、毎晩、バスで餌やりに通うようになったとか。

一方、私の親友、みちよさんは、捨て猫を3匹飼っていて、今年16歳になる「フー」
(誰を見てもフーフーと威嚇するので)は、みちよさんと一緒に散歩というか
みちよさんの後を付いて歩く猫である。
その散歩姿を見かけた上記、Kさんの娘さんが、或る日突然、みちよさんに話し掛けて
言うことにゃ、「猫を連れてお散歩とは、余程の【猫好き】とお見受け致しました。
その格別の【猫好き】を見込んでお願いがあります。遠方よりバスに乗って毎晩
餌やりに来る母が都合の悪い時、代わりに階段ネコたちの餌やりをしてもらえない
でしょうか?」と、きたもんだ。それが1997年9月頃のハナシ。
その方のお嬢さんであるご自分がなされば?と、まず思ってしまうのがフツーだが
そこは超ド級のお人好し、この上ない善人であるみちよさんは、つい引き受けてしまった。

Kさん自身から、よく話をきいてみると、「階段ネコ」の餌やり人は他にもいるらしいが
ネコたちの中でも、のけものにされてロクに餌にありつけない黒猫がいる、
そのネコにだけ特別に別の場所で餌やりをしたいので、そこのところを手伝ってほしい
とのこと。爾来、みちよさんは人目を偲びつつ、時には面罵を浴びたりしながらも
植え込みなどに餌を投げ込み続けたのだった。

地元の動物愛護協会会長でもある、くだんのKさんは手持ちの避妊、去勢手術費
助成枠(1匹5千円はKさんの自腹)が余っているからと、我が団地のまず♀ノラネコの
避妊を計画。ベランダで♀ノラネコを外飼いしている人がいるとの情報を又もや
娘さんから得て、Kさんはみちよさんに相談、依頼。そこでKさん、みちよさん、2人して
外飼い人Oさんに接触、捕獲器を貸すからベランダに来たところを捕獲してほしい、
その後の避妊処置、費用一切はKさんが持つから、とのイキナリ、トツゼンの申し出に
Oさんはワケもなく警戒心を強め、拒否。電話、訪問、一切お断り!と悪質セールスの
ような扱われ方に、Kさん、みちよさん、大ショック!
そこで、助成枠を使ってのKさん自腹の不妊手術は、団地の管理人夫人の、外飼い
母子黒猫の、母猫の方に施された。

Kさんは我が団地を「手術済みの地域猫」が堂々と餌をもらえて住民と共生出来る
場所にしたいという夢を抱いて、みちよさんと私にその実現に向けて努力せよ!と
叱咤激励するのだが、もともと、そのような土壌はなく、そもそもKさんの娘さんに
してからが情報だけ流して実際には何も動こうとはしないのだからムリ、ムリ。

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