動物関連ニュース'09(14)

読売新聞(2009年12月17日(木)より

闘牛をユネスコ文化財に、愛護団体モー反発

 【パリ=林路郎】フランス南部で闘牛の伝統を守る約50都市で組織する「仏闘牛開催都市連盟」は、
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ=本部パリ)の無形文化財に闘牛を登録するよう求める方針を決めた。

 闘牛を動物虐待とみなす動物愛護団体は猛反発し、大論争に発展している。

 仏南部のアルル、バイヨンヌなどの都市では、スペインと同様に闘牛が伝統的に行われているが、
存続に危機感を抱く同連盟は15日、「中国の書道やアルゼンチンのタンゴが無形文化財に登録されている。
闘牛も同列のはずだ」と登録を求める方針を決めた。

 一方、動物愛護団体はフランス、スペインで闘牛阻止のロビー活動を展開し、
これまでに約100都市が廃止した経緯がある。
愛護団体「反闘牛同盟」は同日、クレール・スタロジンスキ代表の声明を発表し、
「公衆の面前で動物を殺す行為を少数の人々が楽しんでいる。
どうしてこれが文化遺産と位置づけられるのか」と連盟を厳しく批判した。

 ユネスコ登録には仏政府の承認が必要なため、双方の主張を政府がどう判断するか注目を集めそうだ。

(2009年12月17日17時41分  読売新聞)

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