動物関連ニュース'09(11)

読売新聞九州版(2009年12月4日(金))より

地域ぐるみで野良猫管理 長崎・平和公園で始まる

ボランティアから餌をもらう猫

 ふんの被害など野良猫の問題を解消しようと、長崎市松山町の平和公園周辺の一部住民と
市動物管理センターなどは3日、野良猫を地域ぐるみで管理する「地域猫」の活動を始めた。
行政と住民が一体となって同様の取り組みを行うのは、県内で初めて。

 地域猫活動とは、人と猫の共生を目指し、住民が協力して野良猫の餌を定期的に与えたり、
「トイレ」を取り付けたりして、周辺に迷惑がかからないようにするほか、
猫が増えないよう去勢手術を行うこともある。

 平和公園に住む野良猫約25匹に餌を与えてきた住民2人が、
地域猫に詳しい市民団体「R&G長崎の地域猫について考え、行動する会」(浦川たつのり代表)に相談。
同会が長崎市と協議した結果、公園内に、土と砂の上に好物のマタタビを置いたプランターをトイレとして
6か所に設置し、毎日朝、夜の2回、餌を与えることを決めた。

 初日は、同会のボランティア、住民がトイレを設置し、
トレイにドライフードを置くと、現れた約10匹は勢い良く食べていた。
近くの同市岡町、主婦佐野文子さん(45)は餌をあげながら、「きちんと管理すれば、
公園の環境も良くなり、猫も気持ちよく生活できると思う。地域で見守っていきたい」と話した。

 浦川代表は「猫はトイレの場所をあまり変えない。餌も得ることで、あちこちにふんをしたり、
生ごみを荒らしたりするような被害は減るだろう。地域猫として愛される存在になってほしい」と話した。

 動物保護団体「地球生物会議アライブ」によると、
本県では2007年に約1万1000頭が殺処分され、全国で4番目に多いという。
県内では、長与町・東区自治会が、昨年末から地域猫活動を始め、ふんなどの苦情が減ったという。

(2009年12月4日  読売新聞)

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